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◆SXドライブのオイルシール交換
◆ボルボ・SXドライブの定期交換部品
◆ボルボ・ディーゼルエンジンのオイル・エレメント交換
◆水温計の実験
VOLVOENGIN
今回、作業を行なう日産サンフィッシャー780、ディーゼルエンジンAD31/SX
点検箇所・オイル交換・エレメント交換のやり方をご紹介します。
発航前点検

@ゴムホースの下の隙間に塩がついてないか。     ・膨らみがないかを確認
(新品の排気管)       (腐食した排気管)
→
 点検をしないとこのように腐食してしまいます。
年数が経っている船は、ゴムのあたりをこまめに
点検して下さい。


Aクーラントタンクの
 クーラントは適量か。
※必ずエンジンが冷
 えている状態で行っ
 てください。 


 
 


B海水ストレーナーを 清掃する場合
 は、ボルボペンタ代理店に任せた
 方がいいです。
・海水ストレーナーの下部の水漏れ
 や、塩の結晶が溜まっていないか。
※上記の症状が出た場合、ボルボ
  ペンタ代理店に相談してください。


  
       
オイル・エレメント交換のやり方
@オイル交換をはじめましょう
オイルを抜くための道具でオイルチェンジャーといいます。
Aオイルチェンジャーでオイルを抜く差込口です.
B写真のように差込口のキャップをはずし、ホースをつなげオイルを抜いていきます。
 オイルチェンジャーは6リットルしか抜けませんので、2回作業を行なってください.ズゥルズゥルズゥル〜と音がなったら、オイルは抜けました.
Cオイルを入れていきますが、使用するオイルのかたさは15W40でCF−4以上のグレードのオイルを使いましょう。
今回のオイルはCG−4を使用しました。
D上記のように入れ物に移し変えるととても楽に入れる事ができます。 Eオイルを注入口です.キャップをはずします。
Fでは、入れていきましょう!!
一度に入れていかずにオイルレベルゲージで量を確認しながら入れていきましょう。
量を確認するときには、オイルが下までズゥルーズゥルーと入って音がしなくなったら計りましょう。
Gオイル量については、真中の写真で赤線の所までです。
Hここで、点検してもらいたい箇所があります.
オイルレベルゲージのオーリングですが、切れやすくなっているため
切れていないかどうか確認してください。
最後に、オイルキャップを締め、オイルレベルゲージを元に戻してオイル交換は完了です。
@オイルエレメントの交換をはじめます.
まず、上の写真の道具を用意しましょう.
Aオイルエレメントは写真の位置にあります。
Bエレメントの下に入れ物を置き、道具を使用しエレメントを少しまわします. Cエレメントに入っていたオイルが出てきます。
 出終わったら、エレメントを取外します.
Dエレメントを取り付けますが、その前にゴムのところにオイルを塗ってください.そうすることによって、密着性が優れます。 Eエレメントを取りつけます、取りつける際にはきつく締めつけず、緩め過ぎないという感じになりますが、エレメントとエンジンが軽く触れるところまで手で締めます。上の写真は手で締めた後わかるように赤線を引きました。
F道具を使いEの赤線から180度ぐらいまで、締めつけましょう!
ここでエレメントの交換が完了しました。
最後に、エンジンを始動してエレメントの辺りからオイル漏れがないかどうか確認してください。
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ボルボペンタ SXドライブ
皆様、定期交換部品は交換していますか?
そこで、いくつかご照会いたします。


下記の作業は、特別な知識と特殊工具が必要となりますので、
お近くのボルボペンタ代理店にご相談ください。
ベローズ交換
ベローズとは、ジャバラになっている黒いゴムのことです、下の写真参考
この部分は、1年毎に、亀裂や損傷していないかを確認。
2年毎に必ず交換します。と、取扱説明書に書かれています。が、
最低でも、3年以内には交換しなければなりません。
下左写真のベローズの価格¥11802
下右写真のベローズの価格¥7696
ユニバーサルジョイント 右写真参考@
プライマリーシャフトベアリング 
上写真参考B
100時間毎又は1年毎にグリスアップを
しなければなりません。
オイルレベル点検 
ディプスティック(右写真参考A)を外して、
オイルレベルがマークされた部分に入って
いることを点検します。
量が少ない場合は、補充します。
オイル交換
200時間毎又は1年毎に交換しなければなりません。
プラグ(右絵赤印)をはずしてオイルを排出させます。
その時に、オイルの色が灰色になっている場合は、
ドライブの中に水が浸入していることを示します。
その場合は、お近くのボルボ代理店に
ご相談ください。
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SXドライブのプロペラオイルシール交換のご紹介
これらの作業は、ボルボペンタディーラーに依頼して下さい。
@ギヤオイルが白くなっていたら水が入っています。
すぐにディーラーに相談して下さい。
ASST=特殊工具
SSTにてオイルシールキャリアーを外す、
なかなか外れずらいため、2人がかりでの作業です。
Bキャリアー、プロペラシャフトが外れました。
Cシャフト曲がりをチェック
SXは、ロープ等を巻くと曲がりやすいです。
DオイルシールをSSTにて交換
Eシールを圧入 F続いてロアユニットを切り離す
G上部も貝でびっしりです。 Hオーリングを交換
今回はここからも水が浸入
Iスプラインスリーブといい
プロペラにダメージ(何か物を巻いたりする)
があるとスリーブが割れドライブを守る
J 左がねじれています。
ねじれたまま使用すると突然割れて走行不能になる
こともあります。
強くロープ等を絡めた時はディーラーにご相談をして
下さい。
K最後にオイルを入れ確認
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水温計の実験
オーナーさんから、新品の水温計に取り替えたのだが、
標準温度が高くなった。という問い合わせがあり、
下記のような実験をしました。
ボルボKAD43の水温計の実験をしました。
この実験は、温度計で60℃・80℃・90℃を測り、
水温計の新品・旧品との温度の変化を測定してみました。
※使用するセンダーによって温度が変化する可能性も考えられるため、
4つの新品・旧品のセンダーで計測しました。
センダーには、それほど温度違いは見られませんでした。

その結果の平均温度は下記の通りとなっております。
温度計 水温計
新品
水温計
旧品@
水温計
旧品A
60℃ 65℃ 60℃ 60℃
80℃ 85℃ 82℃ 80℃
90℃ 96℃ 94℃ 92℃


オイルの温度というのは、エンジンの中で
高くなる温度のところと、低くなる温度のところがあります。
一定の温度にはならないことから、
センサーがエンジンの中で低い温度で感知する場所にあるため、、
水温計の表示をはじめから上げることにより、
早めに、異常に気づくことが出来るようになります。

上記のことにより、最近の水温計は高め(+5度位)に設定していることになります。
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